働く気持ちに火をつけるという齋藤氏の本の中で訴えるフレーズ。
使命感、嫌なことを乗り越え逆にやる気に変える力、自分がやりたい力を出せる仕事を引き寄せるための他の人とは抜け出す目立つ力みたいなイメージで受け取りました。
彼は東大法学部を出ていたが、20代は不遇であった。そうした自分の経験からも語っているところが説得力があった。
著述の範囲が広いことが不思議であったが、いわく文部大臣になることを目標にしているので、そう考えると彼の著述の守備範囲は納得できる。政治力を武器にするのでなく議員外から招かれてもおかしくない実力をつけていくアプローチはあながち間違ってはいない。
やりたいこと探しではなく、まずは何か働く。働いている中で自分のやりたいことというより、必至になってやれることに自らも変わりながら近づいていく。その中で彼が言うには、技化が必要なのだと。職人のように、よく考えなくても自然と出来る範囲を増やす。また他人から認められる80点クラスの仕事は納期内に出来るというプライドもひつようであると。
この本は彼の考え方であり、一般的ではないだろうが、私にはしっくりきた。自分の意欲を出す方法として、他人のためのバリエーションのひとつとして会得したい。
技化というのは、彼が良く使う言葉のようだ。もう少し彼の本を読んでみたい。平易な文章で書いてあり、分かりやすい
『「できる人」はどこがちがうのか』 齋藤孝 著(ちくま新書,2001,\700)に技化は詳しそうだが少し古い。この中身を別個に本にしているようだ。とりあえず乱読しよう。
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