そもそも牛は笑わないし、茹でてあればもっと笑わない。
茹でた牛頭も笑うくらいおかしいという例え。韓国のことわざです。もともと通りすがりの牛が笑うという例えがあり、それよりもオカシイということです。
これは、お笑いでいう面白いという意味の表現ではなく、何アホなこと言ってんねん、やってんねんと言った意味で使う時のおかしさ。おかしい=バカバカしいという意味です。
It is not funny,it is stupid
ちゃんちゃらおかしいわ!という感じの言葉です。
よく似た時に使う日本のことわざとして臍(へそ)が茶を沸かす という言葉がある。
ある意味、類似語だと思います。ともに相手をバカにしたり、嘲ったりする意図が含まれています。日本では一般的に使いません。韓国の言葉なので日本では通じないのが当たり前。
臍茶と略していう人も言うらしいので、笑牛頭と韓国では言っているかと言うとそんなことはない。そもそも漢字を使わないようにしている国ですので。そんな略し方はされません。
日本では牛頭と書くと、漢字検定上級者、仏教関係者は「ゴズ」と読みたくなるがこの場合は「ぎゅうとう」もしくは「うしあたま」と読む方が意味が通じやすく、ふさわしいのではないかと思われます。ごずと読むと単なる牛の頭ではなく、牛頭という鬼を意味するように受け取られてしまいます。
ついでに言っておくと、牛頭(ごず)とは、仏教で説明される地獄に落ちた時に亡者をいたぶる鬼。牛頭の他に馬の頭をした馬頭(めず)がいます。いかにも漢字検定に出したくなる読み方ですよね。
彼らは恐らく、インドで仏教が始まる前、広まる前からいた神様の一つだったのだろうと推測されます。牛頭の怪物は、ミノタウロスなど世界的にも多くいます。神仏習合ですね。
韓国では実際に牛の頭を茹でて各部位を食べたりもするようです。リンク
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