ゴーンの不法出国の罪が思ったより軽そうなので他も調べた。犯人蔵匿など

犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪
　自分で隠れた場合は不成立だが、他人にやらせた場合には成立するという学説がある。教唆罪成立説というらしい。
　実際に手伝った人ももちろん罪に問われる。
　どう考えても、個人としてやっていると思われず、組織犯罪の法律にも引っかかるようである。

第103条

罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。

　
親族の場合は罪が見逃される特例もあるようである
第105条

前2条の罪については、犯人又は逃走した者の親族がこれらの者の利益のために犯したときは、その刑を免除することができる。

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律があり暴力団やテロ組織の犯罪について定められているが、国外逃亡を助けた場合は加重処罰の対象に挙がっていないので残念。
法改正を行い加重処罰の対象にすべきであろう。組織的に犯罪者(まだ容疑者だが）を国外に逃がしているのは明らかと思われる。