僧尼令は大宝律令の時代
諸宗寺院諸法度は江戸時代の初期からである。
武家諸法度や禁中並公家諸法度は有名だが諸宗寺院諸法度は有名ではない。
内容を簡単にまとめる
1.宗派の決まりを守って、守らん奴は罰しなさい
2.決まりが分かっていない僧侶は寺を持たすな。また勝手な説を唱えさすな
3.本寺末寺の秩序を守れ。末寺に対して無茶言うな
4.檀家が寺を決める。檀家の取り合いをするな
5.僧侶がつるんだり、喧嘩したり、副業をするな
6.法律を守らんやつを寺でかくまわず、届け出て追い払え
7.寺の修理は届出て、贅沢にするな。ちゃんと掃除しろ。
8.寺の領地の売買や質入れは禁止する
9.正当な理由なく出家を認めるな。どうしてもしたいやつがいたら領主代官に相談しろ
1.衣装は僧侶の身分に応じて、仏事は出資者が盛大にしてくれといってもある程度にしろ。
2.出資者が新しく寺を作ったら、本寺と出資者で相談して住職をきめろ
3.住職の後任は金で決めるな
4.普通の家に仏壇をおいて、そこを寺としたらアカン
5.寺に女性を泊め置いたらあかん。親戚でもあかん。妻帯を認めている宗派はかまへん。
こんな感じである。
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