実はフライングVも飛行機が開発されつつある。風船で作ったようなVが飛んでいくジェット機である。構造全体が翼になっている点が、フライングパンケーキに似ている。
普通の飛行機は揚力の無い胴体に客室や貨物室などがあり、翼には燃料タンクがある程度である。これらの全体翼機のメリットデメリットをまとめよう。
メリット
全体が翼なので揚力のわりに構造が単純なため軽くて、載せられる荷物が大きい
地面効果が大きいので、短距離で離陸できる
構造が単純なため反射性が低く、ステルス性が高い。
デメリット
全体が翼なので、水平尾翼や垂直尾翼での微調整が出来ず、不安定
構造が単純だが設計が難しく、修繕も効率が悪い
地面効果が大きいので、着陸に長距離が必要。
フライングパンケーキは正面から水平飛行状態の機体をみると、主脚の車輪よりプロペラの先端の方が地面に近くなっており、飛び立てそうに見えない。飛び立つ際には機体が地面に対して水平ではないので地面には当たらない。ただ実際には前面投影面積のほとんどをプロペラの回転範囲が占めていたため、武装の制限があるため開発が継続されなかった。
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